清風中学校 入試分析 2020年度

前期、後期チャレンジ選抜では、大問1で文学的文章、大問2で論理的文章が出題される。

大問3に新聞記事から指定された意味の語句を抜き出す問題があり、漢字を書けることだけではなく、語句の意味を理解しているかどうかも問われる。

普段から意味を確認しておくことと、過去問を解くことで出題形式に慣れておくことが望ましい。

前期プレミアム・理Ⅲ選抜、プレミアム最終選抜においては、大問1が文学的文章、大問2が文章の要約問題であり、今年度は二人の人物の意見をそれぞれ要約する形だった。

日ごろから素早く正確に文章を読み、設問文の条件に合う形で文章をまとめる練習を重ねることが重要である。

1. 出題内容
   昨年度はどの日程も大問6題の形式だったが、今年度はプレミアム最終選抜だけ大問5題であった。また、化学分野の問題数が多かった。
2. 昨年までとの比較
   前期は標準レベルの出題が中心で、取り組みやすい問題が多かった。後期チャレンジおよびプレミアム最終選抜は前期よりも一段上をいく問題が多く、受験生にとっては初見の問題が出題された。
3. 対策
   前期では知識問題をすばやく正確に解く練習、後期以降は初見の問題でも上手に誘導にのって解く練習を過去問などを使って、積み重ねて欲しい。

今年度も例年通り、前期、後期チャレンジ選抜ともに30問ほどの問題数、地理・歴史・公民とバランスのとれた出題範囲、ほとんどが記号問題で、用語を書かせる問題が少ないという形式だった。

記号問題では、正誤を判断する問題が多いので、用語を覚えるだけでなく、その意味や背景までしっかりとおさえておく必要がある。

また、グラフや表などの問題も出題されるが、見たことのあるようなものが多いので、グラフや表の問題も嫌がらず練習をしておく必要がある。80点満点で1問の配点が大きく、確実性が問われる試験であるので、見たことのある問題は確実に正解しておきたい。