清風中学校 入試分析 2024年度

前期・後期チャレンジ選抜は例年通り、大問1が物語文、大問2が論説文、大問3は新聞記事から指定された意味の語句を抜き出す問題が出題された。

文章問題では、文章に関する会話文問題が出題され、要旨をきちんと捉えられているかを問われる。大問3は、日頃から語句の学習を疎かにしないことと、過去問を通じて対策することが必要である。前期プレミアム・理Ⅲ選抜、プレミアム最終選抜も例年通りで、大問1に物語文、大問2に要約問題（100字以上200字以内）が出題された。要約問題は二人の人物の意見をそれぞれ要約する形式であり、要点をすばやくおさえ、文章としてまとめあげる力を養いたい。

1. 出題内容
   前期試験と後期チャレンジ選抜試験はどちらも大問6題であった。プレミアム最終選抜試験は大問4題の形式であった。
2. 昨年までとの比較
   どの日程でも、実験の考察、図やグラフの分析の問題が出題される。前期試験は文章が短めで、易しい問題が多い。後の日程になればなるほど、文章量が多くなり、複数のデータの読み込みが必要となる。
3. 対策
   40分で30問～40問を解かなければならないので、典型的な見慣れた問題は早く正確に解く必要がある。また、実験データなどの読み取りの問題は自分が解きやすいように整理し、分析する練習が必要となる。

いずれの日程も問題数が約30問で、そのほとんどが記号選択問題という例年の形は踏襲された。

後の日程になるほど問題が難化していく傾向があるので、複数日程で出願する可能性がある場合や、国際コースを第1志望とする場合は、前期日程の社会の難易度を基準に考えるのではなく、後期チャレンジ日程やプレミアム最終選抜試験日程などの過去問にも取りくみ、知識量に加え、読解力や思考力を必要とする資料やグラフなどの読み取り問題などにも慣れておきたい。

また、どの日程においても歴史は正誤判定問題が多く出題されるので、歴史的出来事の因果関係や背景などにも注意して勉強していってほしい