関西学院中学部 入試分析 2019年度

2019年度の関西学院中学部の入試は、男子は189名受験の104名合格、女子は129名受験の71名合格で、実質倍率はともに約1.82倍となった。2日間で100点満点のテストを5本受けるのが関学の入試スタイルであるが、合格に必要な点数としては、女子の方が8点高い結果となった。

受験者数が増加したこともあり、過去2年間と比べると女子にとってやや厳しい入試だったと言える。また、男女ともに「合格者最低点」と「受験者平均点」がとても近い数値となっていることも特徴的である。

入試問題はどの科目も大きな変更点はないが、強いて言えば、算数は平面図形の出題が少なかったこと。1日目は易しく、2日目は難問が多く出題されたこと。理科は時事問題が出題されなかったことが挙げられる。

関西学院中学部外観写真

関西学院中学部
算数の出題傾向・対策

1日目・2日目ともに大問1は計算が4問、大問2は一行問題が5問、大問3~6には途中の式や考え方も書き残すよう指示がある計6問が並ぶ。

毎年、分野の偏りが少なく、平面図形がやや多く出題されるというのが関学の特色であるが、今年度は珍しくその平面図形が2日間ともに1題しかなく、その代わりとして文章題の多さが際立った。

また、「速さ」に関する問題が主役級の存在感を放つ点も両日で共通した。難度に関しては、1日目がかなり易しく、2日目は随所に難問が散りばめられる構成であった。

公表されている受験者平均点は両日で男子が9点差、女子は7点差となっているが、受験生の体感としては9点や7点どころではない大きなギャップがあったと思われる。
地道な作業で慎重に答えを求める粘り強さや、グラフを巧みに読み取る力関学合格のための大きな原動力となる。この2つの力は絶対に必要である。

関西学院中学部 算数分野別出題バランス

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関西学院中学部
国語の出題傾向・対策

昨年度同様、両日ともに文章題が1題と語句問題が数題独立して出題された。文章題で出題された内容は、1日目は戦争末期を舞台とした文学的文章で、2日目は動物の「群れ」に関する論理的文章だった。例年通り記述問題が多く出題されているので、誤字脱字に気をつけて解答を書き上げなくてはいけない。

また、「できるだけ文中のことばを使って答えなさい」という条件がある問題もあるので、文中の答えの根拠となる部分を探し、答えをまとめる練習をしておく必要がある。

漢字の書き取りは例年通り、両日ともに10問出題されているので、得点源にしたい。語句問題で出題された内容は、1日目は漢字の音読み、2日目はことわざ・熟語の問題である。

また、2日目の文章題の小問として助詞・助動詞の識別が出題された。例年出題される分野としては、熟語の成り立ち、音訓読み、助詞・助動詞の識別やことわざ・慣用句などが挙げられる。これらの分野については、過去の試験問題などで練習を積み重ねておく必要がある。

関西学院中学部 国語分野別出題バランス

関西学院中学部
理科の出題傾向・対策

  1. 出題内容
    物理・生物・地学が1題ずつ、化学2題の合計5題の出題であった。小問数は53問で大きな変化はない。記号問題が多いのも例年通りであった。
  2. 昨年までとの比較
    物理はふり子が出題された。関学受験生なら見慣れた周期の計算の後、見慣れない図の理解が必要なものもあり、やや苦労した1題と思われる。

    一方、化学は実験・観察に関わるもので比較的取り組みやすく、生物は関学定番の季節に関する標準的な問題でここでもしっかり点数をとっておきたい。地学は星座早見の使い方など星に関する知識が広く問われた。
  3. 対策
    学校教科書に載っている生物や実験・観察については、手順や理由、色の変化といった細部にわたって身につけておくことが必要である。また、計算は標準レベルの問題演習で十分対応できる。また、今年度は出題されなかったが、例年、気象やノーベル賞などの時事問題が見られるので、入試直前に確認しておきたい。
関西学院中学部 理科分野別出題バランス

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関西学院中学部
入試結果:2019年度

男子

募集人数 95名
志願者数 196名
受験者数 189名
合格者数 104名
実質倍率 1.82倍
  算数1日目 算数2日目 国語1日目 国語2日目 理   科
受験者平均点 66/100 57/100 71/100 71/100 64/100 330/500
合格者平均点 -/100 -/100 -/100 -/100 -/100 -/500
受験者最高点 100/100 97/100 89/100 90/100 86/100 435/500
合格者最低点 -/100 -/100 -/100 -/100 -/100 332/500

女子

募集人数 45名
志願者数 136名
受験者数 129名
合格者数 71名
実質倍率 1.82倍
  算数1日目 算数2日目 国語1日目 国語2日目 理   科
受験者平均点 65/100 58/100 76/100 75/100 68/100 341/500
合格者平均点 -/100 -/100 -/100 -/100 -/100 -/500
受験者最高点 100/100 88/100 96/100 94/100 85/100 439/500
合格者最低点 -/100 -/100 -/100 -/100 -/100 340/500

関西学院中学部
入試要項:2019年度

  男子 女子
募集人数 95名 45名
選抜方法 算・国・理・面接
出願期間 12/10 ~ 12/21・1/7 ~ 1/9
試験日程 1/19・1/20
合格発表 1/21(掲示)
  1日目 2日目
算   数 100点(50分) 100点(50分)
国   語 100点(45分) 100点(45分)
理   科 100点(45分)
合   計 500点(235分)

関西学院中学部
大学合格実績:2018年度

高校卒業生:382名

関西学院大学への進学者数

商学部 75 理工学部 15
経済学部 70 国際学部 25
法学部 26 文学部 42
社会学部 50 人間福祉学部 19
総合政策学部 21 教育学部 10
神学部 1 合   計 354

国公立大学・私立大学への進学者数

東京大 1
大阪市立大 1
大阪府立大 1
慶應義塾大 1

関西学院中学部
過去の入試結果データ

年   度 男子 女子
受験者 合格者 実質倍率 合格者最低点 受験者 合格者 実質倍率 合格者最低点
2015 172 107 1.61 298/500(59.6%) 107 58 1.84 323/500(64.6%)
2016 160 102 1.57 290/500(58.0%) 109 55 1.98 332/500(66.4%)
2017 179 105 1.70 313/500(62.6%) 91 60 1.52 314/500(62.8%)
2018 171 99 1.73 323/500(64.6%) 114 77 1.48 334/500(66.8%)
2019 189 104 1.82 332/500(66.4%) 129 71 1.82 340/500(68.0%)

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