甲陽学院中学校 入試分析 2022年度

昨年と比べて受験者数は減少し、実質倍率も約1.55倍と過去5年間において最も低かった。しかしながら、合格最低点は過去5年の中では最も高く、500点満点中301点と、2014年以来の6割越えとなった。3教科それぞれの合格者平均点も昨年と比べ、算数が6.3点、国語が6.3点、理科が8.6点上昇していた。

苦手分野を捨てて得意分野で点数を稼ぐ生徒よりも、バランスよく得点しながらミスを最小限に抑えられる生徒に有利な試験だったと思われる。

どの教科も出題される問題のレベルが下がったわけではないため、基本から標準レベルの問題は確実に合わせ、応用問題では考えた過程をしっかりとノートに残す学習を日ごろから意識したい。

当映像は、進学館独自の視点で入試問題を分析し、皆さまにご説明するセミナー「中学入試 分析会」から一部をピックアップしたサンプル版です。本編映像は、冊子「中学入試分析会資料」の特典としてご覧になれます。資料は以下のボタンからお申込みください。

甲陽学院中学校
算数の出題傾向・対策

形式上の変化は見られず、両日とも大問6題ずつの出題であった。昨年は両日とも受験者平均点が60点台と高かったが、今年はそれを上回る結果となり、1日目が73点、2日目が61.2点であった。

各問題に目を向けると、手も足も出ないという超難問はないが、標準から応用までの内容がバランスよく出題されている。そのため、問題を取捨選択して点数を積み上げるのではなく、どの問題も着手したうえでミスを最小限にできたかどうかが合否の分かれ目であったと感じる。

出題分野に関しては、例年通り図形分野と数論分野が多くを占めていた。図形に関しては過去問をアレンジした問題(1日目大問6)が出題され、数論に関しては与えられた条件のもと操作を行い試行と思考を重ねる問題(1日目大問5・2日目大問4)が出題された。

対策としては過去問演習を軸とした学習はもちろんのこと、日ごろから条件を的確にとらえ、式を立てながらわかったことを整理する学習を心がけたい。

甲陽学院中学校 算数分野別出題バランス
中学受験専門 進学塾「進学館」の冬期講習2021

甲陽学院中学校
国語の出題傾向・対策

1日目・2日目ともに1題目に論説文、2題目に物語文が出題された。論理的な随筆文、文学的な随筆文が出題されることもあるが、1題目に論理的文章、2題目に文学的文章という形式は10年以上継続されている。

問題については難解な記述問題が多く出題されるという例年の傾向と変わりはなかった。記述の字数、難易度についても例年と同じような試験だったので、甲陽に向けた学習を積んできた受験生には力を発揮しやすい問題だったといえる。

甲陽合格のためには、高度な読解力・記述力が必要となるので、日々の学習から文章をじっくりと読み、自分の力で記述を書くという練習に取り組んでいくようにしたい。

また自分の答えと模範解答をじっくりと見比べ、文中根拠を確認する作業にも積極的に取り組みたい。その上で、過去問から甲陽の問題傾向に即した要旨・主題に注目して解答を導けるように練習を積んでいくのがよい。以前よりも漢字語句の出題が多くなっているので、言葉の学習もきちんとすべきである。

甲陽学院中学校 国語分野別出題バランス

甲陽学院中学校
理科の出題傾向・対策

  1. 出題内容
    物理2題、化学2題、生物1題、地学1題、大問数は例年通り6題で、小問数も変化はなかった。
  2. 昨年までとの比較
    平均点が上昇したが、問題が易化したわけではない。いずれの大問も難解ではあるが、これまでの出題傾向から大きく外れるものではなく、対策を十分に積んでいた受験生がしっかりと対応したためであると考えられる。
  3. 対策
    今年度の地層や電気の問題で見られるように、学校教科書の内容が出題されている。巻末までしっかりと読み込むことが必要である。物理では表の数値から法則性を見つけ出す問題が頻出である。比例、反比例といった基礎的なものから、二次関数的な特殊なものまで練習しておきたい。そして、合否を分けるのは化学である。燃焼、溶解度、水溶液の反応といった単元の計算問題が出題される。どの単元も解法に型があり、この型の修得が攻略の第一歩である。次に、難問であっても型にはめこむことができるか鍛錬を積んでほしい。
甲陽学院中学校 理科分野別出題バランス
進学館 9月期募集
進学館 体験授業受付中

甲陽学院中学校
入試結果:2022年度

募集人数 200名
志願者数 344名
受験者数 327名
合格者数 211名
実質倍率 1.55倍
  算   数 国   語 理   科
受験者平均点 1日目 73.0/100 62.4/100 61.4/100 -/500
2日目 61.2/100 55.3/100
134.2/200 117.6/200 61.4/100
合格者平均点 150.1/200 122.5/200 65.0/100 337.5/500
合格者最高点 200/200 157/200 86/100 417/500
合格者最低点 -/200 -/200 -/100 301/500

※スマートフォンは横スクロールでご覧ください。

甲陽学院中学校
入試要項:2022年度

募集人数 200名
選抜方法 算・国・理
出願期間 12/25~1/7
試験日程 1/15・1/16
合格発表 1/17(掲示)
  1日目 2日目
算   数 100点(55分) 100点(55分)
国   語 100点(55分) 100点(55分)
理   科 100点(55分)
合   計 500点(275分)

甲陽学院中学校
大学合格実績:2021年度

高校卒業生:201名

国公立大学への合格者数

東京大(現役) 31(17)
京都大(現役) 57(37)
大阪大(現役) 24(14)
神戸大(現役) 24(15)
大阪市立大(現役) 7(5)
大阪府立大(現役) 6(1)

私立大学への合格者数

早稲田大(現役) 37(3)
慶應義塾大   18
関西学院大
関西大
同志社大(現役) 42(5)
立命館大

甲陽学院中学校
過去の入試結果データ

年  度 受験者 合格者 実質倍率 合格者最低点
2018 402 222 1.81 273/500(54.6%)
2019 393 220 1.79 280/500(56.0%)
2020 383 217 1.76 288/500(57.6%)
2021 380 215 1.77 285/500(57.0%)
2022 327 211 1.55 301/500(60.2%)

2023年度版 中学入試分析会資料(予約申込)

当サイトに掲載している分析レポートを無料で進呈!
2023年度版は、現在予約受付中です。
進学館の入試分析会映像の視聴と入試問題の解説がダウンロードできる特典もございます。この機会に是非、お申し込みください。
※進学館メインステージを受講いただいている小4~小6の方はお申し込み不要です。

お申し込みはこちら

中学受験入試分析レポート&入試問題・解説集
中学受験専門 進学塾「進学館」のオンライン入塾説明会
中学入学前に必読の一冊!「中学受験後に気になる99のこと」2021-入学前~夏休みまで-