神戸女学院中学部 入試分析 2019年度

2019年度の神戸女学院中学部の入試は、実質倍率が1.65倍となり、過去5年間で最も高い値となった。関西圏屈指の女子最難関校として、依然高い人気を誇っている。

一方、合格者最低点の割合は53.0%と過去5年間の中で最も低い値を記録した。

入試問題を見ると、大問6題のうち2題が「立体図形」と偏りのある出題で難易差がはっきり分かれた算数、論理に「詩」の引用があり全体的に長めの記述問題の割合が高まった国語、グラフや作図などの問題が大幅に増えたかわりに記述問題が書きやすくなった理科、小問数が減少し問われる内容も標準レベルのものが多くなった社会と、出題傾向や問題レベルに変化があった。

こうした変化を念頭に置きつつ、「取るべき問題をきっちりと取り切る」確実性を高める対策を講じておきたい。

神戸女学院中学部外観写真

神戸女学院中学部
算数の出題傾向・対策

今年度も大問6問の出題で例年通りであった。

前半は、神戸女学院らしい数に関する問題、比を扱いながら条件整理をする食塩水の問題、着手の難しい速さの問題が出題された。後半は、昨年度出題されなかった立体図形が2問、異なる条件下で2つのグラフを比較して考える水量変化の問題が出題された。

イメージ力が問われる立体図形を筆頭に、全体として得点しづらい問題が約6割を占める印象で難化したといえる。

例年、問題を読み取った後、着手するまでに時間のかかる問題が多いため、過去問の演習で丁寧な条件整理を練習するとともに日ごろから図形の演習にも多くの時間を割いておきたい。

神戸女学院中学部 算数分野別出題バランス

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神戸女学院中学部
国語の出題傾向・対策

随筆文・物語文・詩が1題ずつ出題されるという構成自体には、近年と大きな変化はなかった。ただ、例年通り大問で詩が出題されたのとは別に、論理的文章にあたる随筆文でも詩の引用があり、詩の出題が多いととまどった受験生が多かったのではないだろうか。

また、例年に比べ、記号問題や抜き出し問題に対して記述問題の割合が高く、70字3問、60字1問など長めの字数指定の記述が大半となっていた。

来年度もこの構成を踏襲するとは限らないが、記述問題の対策が不可欠なものであることは間違いない。加えて、どのような構成や出題となっても動じない強い心とそれを支える対応力も必要となる。

神戸女学院中学部 国語分野別出題バランス

神戸女学院中学部
理科の出題傾向・対策

  1. 出題内容
    物理が1題、化学・地学が2題ずつ、生物が3題、計8題であった。グラフなど作図の問題が大幅に増えた影響で解答用紙が両面になった。生物・地学分野で作図も出題された。
  2. 昨年までとの比較
    昨年度に続き、基本的な知識・計算で解ける問題と、思考が求められる問題の緩急がより明確になっている。このため、取るべき問題を確実に得点する必要があったと推測される。
  3. 対策
    学校教科書に載っている知識は確実におさえ、難関校向けの標準的な入試問題を解く練習を積むとよい。記述では、必要な用語を使い簡潔にまとめる練習が必要である。作図では、化学分野や電気の問題の練習を積むとよい。
神戸女学院中学部 理科分野別出題バランス

神戸女学院中学部
社会の出題傾向・対策

今年度は大問6題で、地理・歴史・公民が2題ずつとバランスの良い構成であった。

特筆すべきは昨年度87問であった小問数が、今年度は65問と大幅に減少したことである。問題のレベル的にも、「メートル」を題材に「世界」について問われた大問2、日本近現代史に関する12個の短文を時代順に並べかえさせた大問4をのぞき、各分野とも全体的に「取りやすい問題」が多くなった印象である。

もちろん、従来のような学校教科書にまつわる難問対策も欠かせないが、標準レベルの知識問題を合わせ切る確実性が何よりも求められるようになってきていると言えるだろう。

神戸女学院中学部 社会分野別出題バランス

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神戸女学院中学部
入試結果:2019年度

募集人数135名
志願者数262名
受験者数256名
合格者数155名
実質倍率1.65倍
  算   数 国   語 理   科 社   会 体育実技
受験者平均点 -/120 -/120 -/100 -/100 -/20 -/460
合格者平均点 -/120 -/120 -/100 -/100 -/20 -/460
合格者最高点 -/120 -/120 -/100 -/100 -/20 350/460
合格者最低点 -/120 -/120 -/100 -/100 -/20 244/460

神戸女学院中学部
入試要項:2019年度

募集人数 135名
選抜方法 算・国・理・社
体育実技
・バスケットボールのシュート
[5号ボール](20秒間)
・縄とび
[二重とび](20秒間)
・マット運動の後転
・ボール投げ
[ハンドボール]
出願期間 12/25 ~ 1/10
試験日程 1/19・1/21
合格発表 1/22(書留速達・web)
  1日目 2日目
算   数 120点(50分)
国   語 120点(50分)
理   科 100点(45分)
社   会 100点(45分)
体育実技 20点
合   計 460点(190分)
昨年度との変更点:体育実技のとび箱廃止

神戸女学院中学部
大学合格実績:2018年度

高校卒業生:138名

国公立大学・私立大学:非公開

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過去の入試結果データ

年  度 受験者 合格者 実質倍率 合格者最低点
2015 218 157 1.39 262/460(57.0%)
2016 253 162 1.56 251/460(54.6%)
2017 254 158 1.61 251/460(54.6%)
2018 248 159 1.56 268/460(58.3%)
2019 256 155 1.65 244/460(53.0%)

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