2014年度入試から、2教科型か4教科型を選択して受験することができるようになった。
4教科型を選択する受験生が半数以上であるが、近年は2教科型を選択する受験生の割合が増加している。今年度は特に女子にその傾向が顕著に見られた。受験必須科目として社会を課す学校が年々減ってきていることも2教科型受験者増加の一因であると考えられる。
2教科型受験の場合は、算数と国語の得点を2倍して合否判定を行う。苦手な科目や単元をなくし、解ける問題を確実に正解して点数を安定させるための学習を日ごろから心掛けたい。
数に関する問題(算数)同音異義語(国語)気候グラフ(社会)といった頻出単元は今年度も出題された。対策を万全にして試験に臨みたい。
出題形式は例年と変化なく、合計20問の出題であった。問題は冊子形式で、解答用紙には答えのみ記入すればよい。
今年度は頻出単元であるグラフに関する問題の出題がなかったが、引き続き入念に対策しておきたい。
他にも、約数・倍数に関する問題が4年連続、食塩水の問題がここ5年で3回出題されている。これらの単元もしっかりマスターしておきたい。
また全8題の大問のうち大問6の問題文が長く、題意が汲み取り辛かった。問題は必ずしも解きやすい順に並んでいるわけではないので、試験問題を全体的に把握して、自分の解ける問題を確実に正解することが肝要である。
昨年度から引き続き、今年度も論理的文章1題・文学的文章1題・漢字問題1題の大問3題構成だった。
小問の総数は昨年度に比べると微増したが、記述問題数自体は減り、字数指定のある記述問題もなかった。近年読解問題で出題されていた例文作りの問題は出題されず、言葉の意味を選択肢から選ばせる記号問題が出題された。
また、文章量も昨年度までと比べるとやや少なくなったこともあり、昨年度に比べて受験者平均点が上がった。
今年度は漢字の読み取り2問や同音異義語の書き取りを含めて漢字の問題が10問出題された。知識を使った問題で得点しきれるように、日々の学習を進める必要がある。
大問7題、うち地理が2題、歴史が3題、公民が2題という構成であった。各分野とも、標準的な知識が満遍なく出題される学校であるが、とくに地理の気候グラフや公民の国際連合などは頻出のトピックスなので、意識して学習をすすめておきたい。
また、用語に関しては漢字指定の問題が多いので、日ごろから丁寧に書くトレーニングを積んでおく必要もある。2018年に開かれたサッカーワールドカップを題材とした大問2のように、その年の出来事から問題が作成されることもあるので、世間で話題となったニュースに関しては、そこから広がる地理・歴史・公民の知識も意識しておさえるようにもしておきたい。
男子 | 女子 | ||||||||
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2教科型 | 4教科型 | 2教科型 | 4教科型 | ||||||
募集人数 | 240名 | ||||||||
志願者数 | 93名 | 177名 | 82名 | 103名 | |||||
受験者数 | 262名 | 184名 | |||||||
合格者数 | 49名 | 105名 | 39名 | 70名 | |||||
実質倍率 | 1.70倍 | 1.69倍 |
男子 | 算数 | 国語 | 理科 | 社会 | 計 | |||||||||||
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受験者平均点 | 4教科型 | 68/100 | 73/100 | 74/100 | 71/100 | 286/400 | ||||||||||
2教科型 | 69/100 | 71/100 | - | - | 140/200 | |||||||||||
合格者平均点 | -/100 | -/100 | -/100 | -/100 | -/400 | |||||||||||
合格者最高点 | -/100 | -/100 | -/100 | -/100 | -/400 | |||||||||||
合格者最低点 | -/100 | -/100 | -/100 | -/100 | 286/400 |
女子 | 算数 | 国語 | 理科 | 社会 | 計 | |||||||||||
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受験者平均点 | 4教科型 | 67/100 | 78/100 | 72/100 | 71/100 | 287/400 | ||||||||||
2教科型 | 65/100 | 75/100 | - | - | 140/200 | |||||||||||
合格者平均点 | -/100 | -/100 | -/100 | -/100 | -/400 | |||||||||||
合格者最高点 | -/100 | -/100 | -/100 | -/100 | -/400 | |||||||||||
合格者最低点 | -/100 | -/100 | -/100 | -/100 | 286/400 |
募集人数 | 240名 |
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選抜方法 | 算・国(・理・社)・面接 |
出願期間 | 12/17 ~ 1/15 |
試験日程 | 1/19 |
合格発表 | 1/21(掲示) |
算 数 | 100点 (50分) |
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国 語 | 100点 (50分) |
理 科 | 100点 (50分) |
社 会 | 100点 (50分) |
合 計 | 400点(200分) |
高校卒業生:392名
法学部 | 49 | 文学部 | 51 |
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経済学部 | 49 | 商学部 | 49 |
社会学部 | 52 | 政策創造学部 | 13 |
外国語学部 | 7 | 人間健康学部 | 1 |
総合情報学部 | 16 | 社会安全学部 | 4 |
システム理工学部 | 15 | 環境都市工学部 | 19 |
化学生命工学部 | 22 | 合計 | 347 |
京都大 | 1 |
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大阪大(現役) | 3 (3) |
神戸大(現役) | 2(2) |
大阪市立大(現役) | 6 (5) |
大阪府立大(現役) | 3 (3) |
関西学院大(現役) | 8 (6) |
同志社大(現役) | 12(12) |
立命館大(現役) | 2 (2) |
年度 | 男子 | 女子 | |||||||
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受験者 | 合格者 | 実質倍率 | 合格者最低点 | 受験者 | 合格者 | 実質倍率 | 合格者最低点 | ||
2015 | 4教科型 | 165 | 113 | 1.46 | 263/400(65.8%) | 112 | 90 | 1.24 | 248/400(62.0%) |
2教科型 | 57 | 33 | 1.73 | 38 | 27 | 1.41 | |||
2016 | 4教科型 | 154 | 97 | 1.59 | 256/400(64.0%) | 146 | 106 | 1.38 | 256/400(64.0%) |
2教科型 | 64 | 36 | 1.78 | 45 | 30 | 1.5 | |||
2017 | 4教科型 | 151 | 97 | 1.56 | 266/400(66.5%) | 137 | 102 | 1.34 | 266/400(66.5%) |
2教科型 | 62 | 38 | 1.63 | 45 | 25 | 1.8 | |||
2018 | 4教科型 | 176 | 98 | 1.8 | 265/400(66.3%) | 160 | 97 | 1.65 | 265/400(66.3%) |
2教科型 | 79 | 37 | 2.14 | 56 | 28 | 2.00 | |||
2019 | 4教科型 | 262 | 105 | 1.70 | 286/400(71.5%) | 184 | 70 | 1.69 | 286/400(71.5%) |
2教科型 | 49 | 39 |
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