基礎知識を問うものや標準レベルの問題を中心とした出題が多い学校である。頻出単元が大きく変わることがなく、出題される内容が安定している。
2科目または4科目での受験を選択することができるが、2科目型受験は4科目型受験に比べて倍率が高く、また、当日に片方の科目を失敗するともう一方の科目だけで巻き返しを図る必要があり、厳しい受験となる。過去問を活用した勉強や、頻出単元に特化した勉強をおこなうことで対策がしやすい一方、中学入試としては合格者平均点の高い入試となっている。
科目間の点数傾斜がなく、400点中7割近くを得点する必要があるため、バランスのよい学習を心がける必要がある。
出題は例年通り、問題数は20問であった。問題は冊子形式で解答用紙には答えのみを記入する。出題単元については、昨年度に続いて図形分野の出題割合が高かった。また、水そうの問題とグラフを利用する速さの問題は今年も出題されており、例年よく出題される単元なのでしっかりと対策をしておきたい。
よく出題される典型的な問題が多いため、日頃の学習で用いるテキストが入試問題に直結する。計算練習を重ねることと基本問題をバランスよく学習することで合格する力を身につけることができるので、このあたりを意識して普段の学習をしておきたい。
例年通り、論理的文章、文学的文章、漢字の書き取り問題がそれぞれ1題ずつ出題されている。漢字の書き取り問題は昨年同様10問出題されている。文章題に関しては、記号問題が大半を占めており、論理的文章には60字の記述問題が1問出題されていた。
文学的文章には字数指定のない記述問題が2問出題されている。そのため、設問の条件をしっかりと押さえた上で、文中の根拠となる部分を自分自身の力で上手くまとめて解答する能力が求められた。
また、文章題2題ともに知識問題として語意を問う問題がそれぞれ3問出題されていた。確実に得点源とするため、普段から語彙力を高めておく必要がある。
分野に偏りがなく、標準的な知識を中心に構成されている。小学校国語で習わない漢字であっても、漢字指定で出題されるため、社会で出てくる用語は全て漢字で覚えておきたい。頻出は地理分野の気候グラフである。ほぼ毎年出題されており、日本の6つの気候区分を必ず習得しておく必要がある。
ニュースから派生した問題も多く見られ、今年度は「東京オリンピック」・「災害・疫病」・「新紙幣発行」・「衆議院議員選挙」など、大問6問中5問がそれにあたる。時事問題としてではなく、前年のニュースに関連した地理・歴史・公民の知識を意識して固めておくことが大切である。
男子 | 女子 | |||
---|---|---|---|---|
2教科型 | 4教科型 | 2教科型 | 4教科型 | |
募集人数 | 240名 | |||
志願者数 | 84名 | 159名 | 91名 | 131名 |
受験者数 | 80名 | 153名 | 91名 | 126名 |
合格者数 | 43名 | 96名 | 43名 | 70名 |
実質倍率 | 1.68倍 | 1.92倍 |
全受験者 | 算数 | 国語 | 理科 | 社会 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|
受験者平均点 | 4科 | 67/100 | 76/100 | 66/100 | 65/100 | -/400 |
2科 | 65/100 | 76/100 | ― | ― | -/200 | |
合格者平均点 | -/100 | -/100 | -/100 | -/100 | -/400 | |
合格者最高点 | -/100 | -/100 | -/100 | -/100 | -/400 | |
合格者最低点 | -/100 | -/100 | -/100 | -/100 | 287/400 |
募集人数 | 240名 |
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選抜方法 | 算・国(・理・社)・面接 |
出願期間 | 12/13~ 1/8 |
試験日程 | 1/15 |
合格発表 | 1/17(web) |
算数 | 100点 (50分) |
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国語 | 100点 (50分) |
理科 | 100点 (50分) |
社会 | 100点 (50分) |
合計 | 400点(200分) |
高校卒業生:394名
法学部 | 44 | 文学部 | 51 |
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経済学部 | 53 | 商学部 | 49 |
社会学部 | 52 | 政策創造学部 | 11 |
外国語学部 | 6 | 人間健康学部 | 6 |
総合情報学部 | 27 | 社会安全学部 | 3 |
システム理工学部 | 15 | 環境都市工学部 | 13 |
化学生命工学部 | 15 | 合計 | 345 |
京都大 | ― | 早稲田大 | ― |
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大阪大(現役) | 3(3) | 慶應義塾大 | ― |
神戸大(現役) | 4(4) | 関西学院大 | ― |
大阪市立大(現役) | 1(1) | 同志社大(現役) | 3(3) |
大阪府立大(現役) | 2(2) | 立命館大(現役) | 1(1) |
年 度 | 男子 | 女子 | |||||||
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受験者 | 合格者 | 実質倍率 | 合格者最低点 | 受験者 | 合格者 | 実質倍率 | 合格者最低点 | ||
2018 | 4教科型 | 176 | 98 | 1.80 | 265/400(66.3%) | 160 | 97 | 1.65 | 265/400(66.3%) |
2教科型 | 79 | 37 | 2.14 | 56 | 28 | 2.00 | |||
2019 | 4教科型 | 173 | 105 | 1.65 | 286/400(71.5%) | 103 | 70 | 1.47 | 286/400(71.5%) |
2教科型 | 89 | 49 | 1.82 | 81 | 39 | 2.08 | |||
2020 | 4教科型 | 254 | 88 | 1.87 | 287/400(71.8%) | 206 | 78 | 1.82 | 287/400(71.8%) |
2教科型 | 48 | 35 | |||||||
2021 | 4教科型 | 177 | 95 | 1.39 | 269/400(67.3%) | 292 | 87 | 2.37 | 269/400(67.3%) |
2教科型 | 32 | 36 | |||||||
2022 | 4教科型 | 233 | 96 | 1.68 | 287/400(71.8%) | 217 | 70 | 1.92 | 287/400(71.8%) |
2教科型 | 43 | 43 |
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