今年度は前期・中期・後期の計3回入試が行われた。昨年と比較して大きく変わったのは、中期入試がB入試<国語・算数>だけでなく、J入試<国語のみ>・M入試<算数のみ>と3つの形式で行われた点である。
実質倍率は前期と後期はともに昨年と比較して大きな変化はなかった。中期については、B入試→1.23倍、J入試→1.70倍、M入試→1.43倍とばらつきがあった。また、合格最低点の得点率を比較してもJ入試、M入試よりもB入試が低い結果となった。
問題の出題形式は昨年とほぼ同じ形式となっており、標準的な問題が多く出題されるため、どの科目・単元もバランスよく学習し、確実に正解できる力を身につけておきたい。
出題数は全日程ともに、大問5題・全20問とこれまで通りの出題構成で、解答用紙に答えのみを記入する形式であった。難度は標準的なものが多く、合格者平均点も高く出ていることから、各問題を丁寧に解き、正解を積み重ねていくことが求められる。特に、最初に計算問題が3問出題されるので、必ず正解したい。
また、「規則性」の出題頻度は減っているものの、「割合」「速さ」「場合の数」「図形」などの頻出単元からの出題が多く、日頃からの問題演習を通して、該当単元への対策を心がけたい。基本問題や標準問題を中心にまんべんなく解いて、確実な得点力を養うことが大切である。
全日程に共通して論説文と物語文が出題された。それに加え、前期A・E日程では資料の読み取り問題、中期B・J日程ではリーディングスキルテスト(短い文章を読み、内容を正確に捉える力を測定するテスト)形式の問題、後期日程では日本語リスニング形式の問題も出題された。
文章中の言葉から俳句や文学史に関連する問題が派生している個所もあり、出題内容は例年通り多岐に渡っている。60分間を有効に使って長文を読み切り堅実に答案を完成させる力が重要であると共に、日頃から文章を正確に読解することを意識し、積極的に多くの文学作品や文字情報に触れているかどうかも合否を分けたと考えられる。
小問数は安定の30問、地理・歴史・公民分野の出題割合に大きな偏りはなく、大問ごとに各分野が出題されるスタイルは健在なので、苦手分野をつくらないことが最重要ポイントである。
公民分野では時事的な内容に関連する出題が見られることが多いので、話題になった出来事や言葉に対するアンテナを張っておき、意識して学習することが大切である。
また、近年多くの学校で出題されている表に書かれている内容の読み取り問題が出題された。次年度以降も出題されるかは不明だが、正確に情報を整理し、理解する力にも注意を向けておく必要があるので、しっかりと練習に取り組んでおきたい。
前期A | 前期E | 中期B | 中期J | 中期M | 後期 | |
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募集人数 | 180名 | |||||
志願者数 | 178名 | 12名 | 407名 | 63名 | 44名 | 328名 |
受験者数 | 178名 | 12名 | 400名 | 63名 | 43名 | 314名 |
合格者数 | 131名 | 7名 | 324名 | 37名 | 30名 | 245名 |
実質倍率 | 1.36倍 | 1.71倍 | 1.23倍 | 1.70倍 | 1.43倍 | 1.28倍 |
前期A | 前期E | ||||||||
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算数 | 国語 | 理科 | 社会 | 計 | 算数 | 国語 | 英語 | 計 | |
受験者平均点 | -/120 | -/120 | -/60 | -/60 | -/360 | -/120 | -/120 | -/120 | -/360 |
合格者平均点 | 78.0/120 | 85.5/120 | 34.5/60 | 37.6/60 | 246.8/360 | 87.9/120 | 81.0/120 | 83.9/120 | 252.7/360 |
受験者最高点 | -/120 | -/120 | -/60 | -/60 | 322.8/360 | -/120 | -/120 | -/120 | 289/360 |
合格者最低点 | -/120 | -/120 | -/60 | -/60 | 206/360 | -/120 | -/120 | -/120 | 206/360 |
中期B | 中期J | 中期M | 後期 | |||||
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算数 | 国語 | 計 | 国語 | 算数 | 算数 | 国語 | 計 | |
受験者平均点 | -/120 | -/120 | -/240 | -/120 | -/120 | -/120 | -/120 | -/240 |
合格者平均点 | 87.5/120 | 94.3/120 | 181.8/240 | 98.4/120 | 101.6/120 | 83.9/120 | 82.8/120 | 166.6/240 |
受験者最高点 | -/120 | -/120 | 228/240 | 114/120 | 120/120 | -/120 | -/120 | 221/240 |
合格者最低点 | -/120 | -/120 | 140/240 | 88/120 | 78/120 | -/120 | -/120 | 126/240 |
前期A | 前期E | 中期B | 中期J | 中期M | 後期 | |
---|---|---|---|---|---|---|
募集人数 | 180名 | |||||
選抜方法 | 算・国・理・社 | 算・国・英 | 算・国 | 国 | 算 | 算・国 |
出願期間 | 12/13~ 1/11 | |||||
試験日程 | 1/15午前 | 1/15午後 | 1/16 | |||
合格発表 | 1/16(web) | 1/17(web) |
前期A | 前期E | 中期J | 中期M | 中期B・後期 | |
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算数 | 120点(60分) | 120点(60分) | ― | 120点(60分) | 120点(60分) |
国語 | 120点(60分) | 120点(60分) | 120点(60分) | ― | 120点(60分) |
理科 | 60点(30分) | ― | ― | ― | ― |
社会 | 60点(30分) | ― | ― | ― | ― |
英語 | ― | 120点(70分) | ― | ― | ― |
合計 | 360点(180分) | 360点(190分) | 120点(60分) | 120点(60分) | 240点(120分) |
高校卒業生:161名
東京大(現役) | 3 (1) |
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京都大(現役) | 4(2) |
大阪大(現役) | 9(7) |
神戸大(現役) | 9(8) |
大阪市立大(現役) | 6(5) |
大阪府立大(現役) | 8(6) |
早稲田大(現役) | 5 (1) |
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慶應義塾大 | 3 |
関西学院大(現役) | 58(51) |
関西大(現役) | 47(37) |
同志社大(現役) | 40(25) |
立命館大(現役) | 50(34) |
年 度 | 合計 | 男子 | 女子 | |||
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受験者 | 合格者 | 実質倍率 | 合格者最低点 | 合格者最低点 | ||
前期A | 2020 | 160 | 128 | 1.25 | 210/360(58.3%) | 210/360(58.3%) |
2021 | 165 | 118 | 1.40 | 201/360(55.8%) | 201/360(55.8%) | |
2022 | 178 | 131 | 1.36 | 206/360(57.2%) | 206/360(57.2%) | |
中期B | 2020 | 334 | 250 | 1.34 | 153/240(63.8%) | 161/240(67.1%) |
2021 | 371 | 330 | 1.12 | 150/240(62.5%) | 150/240(62.5%) | |
2022 | 400 | 324 | 1.23 | 140/240(58.3%) | 140/240(58.3%) | |
後期 | 2020 | 238 | 133 | 1.79 | 175/240(72.9%) | 188/240(78.3%) |
2021 | 242 | 185 | 1.31 | 140/240(58.3%) | 140/240(58.3%) | |
2022 | 314 | 245 | 1.28 | 126/240(52.5%) | 126/240(52.5%) |
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