同志社香里中学校 入試分析 2021年度

前期は説明文1題･物語文１題･四字熟語･漢字の読み書き、後期は論説文2題･漢字の意味･漢字の読み書きが出題された。

文章題の傾向としては記号問題が多いことが挙げられる。本文の内容を正確に読み取るために、文中のキーワード・要点・要旨をしっかりとおさえるようにしていきたい。

記述問題は40字前後のものが2題ほど出題される時があるので、過去問や平常授業のテキストを通して練習をする。漢字については、読み書きともに出題され、漢字の意味や部首を問う問題も出題されているので、毎日の学習の中で漢字を練習する時間をきちんと確保できるようにしたい。

1. 出題内容
   例年通り、前期・後期入試ともに、物理・化学・生物・地学の4分野から2題ずつ出題された。
2. 昨年までとの比較
   前期・後期入試ともに標準的な問題が多くて解きやすいが、例年通り小問数が約55問と多いため、今までの練習量が影響する試験であった。文章記述はなく、記号選択と語句記述、計算問題がほとんどであった。
3. 対策
   8割程度を占める知識問題を取る確実性と、計算問題を早く正確に解く丁寧さが求められる。標準レベルでよいので、知識問題は幅広いタイプの練習を積み、計算問題はてこと溶解度を中心に徹底して練習を行っていくことが大切である。

同志社香里中学校の社会の特徴は、選択肢問題の多さである。前期で35問、後期で36問と全体の約9割が選択肢の問題である。選択肢問題の中には、正誤判定の問題もあるが、語句を選ぶ問題も多いので、基本的な知識を蓄えて、そのような問題を落とさないことが肝要となる。

また、入試年度に起きたニュースを題材とした出題があることも特徴としてあげることができる。今年度は、「鬼滅の刃」「大阪都構想」「新型コロナウイルス」というような題材から問題が出題された。

ニュースをよく知らないと答えられない時事問題もあるので、受験学年の1年はしっかりとニュースにも目を光らせておきたい。