昨年と受験者数を比較するとA日程144名→141名、B日程99名→108名となっており、受験者数は安定している。
合格者数はA日程で7名、B日程で6名増加した。そのため、実質倍率はA日程が1.48倍→1.36倍、B日程が1.90倍→1.86倍と、どちらの日程でも昨年よりやや低くなっている。
合格者最低点を見てみると、A日程で209点(360点満点)となり、ここ3年はいずれも200点を超えていることから、取るべき問題をきっちりと取りきる確実性が求められる入試になっていると言える。また、難問の取捨選択やどの大問から取り組むかも合否に大きく関わってくるので、過去問や類似の演習で感覚を養っておきたい。
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A日程、B日程ともに問題用紙は3枚。大問1は計算問題を含む小問が6問ならび、解答欄に答えのみを書き込む形式だが、大問2以降は式・単位の記入を求められる。
今年は正八角形に糸を巻き付ける問題や三角柱の影を作図して解く問題が出題された。こういった作図力を要する問題は海星の特徴の1つである。その他の頻出分野としては速さと図形が挙げられる。
速さは条件が複数あり、初見に感じられるものも多いが、典型問題にしっかり取り組んでおくことで選ぶべき解法にたどり着きやすくなると思われる。
図形は平面も立体も頻出である。基本からやや難度の高い問題まで様々な問題に触れておきたい。
例年と同じく、A日程B日程ともに論理的文章1題、文学的文章1題という文章2題の構成であった。A日程では、進学館の授業で扱った論理的文章が出題された。
海星では、過去にも授業で扱った文章が場面や設問もほとんど同じ形で出題されており、授業で扱う文章への取り組みを大事にしておきたい。
B日程では、例年出題されている長文の記述問題の字数が昨年と同じく70字以内であった。両日程とも抜き出し問題の量が多いため、文章や設問を正確に素早く読む力を鍛えておく必要がある。
また、例年同様「あてはまらないもの」を選ぶ記号問題も出題されているため、注意力も必要となってくる。
2年続けて公民の出題が少ない構成だった。しかし、時事問題のテーマが公民分野であることから、各分野をまんべんなく学習しておきたい。
例年、グラフ・表図の分析といった非常に難度の高い問題が地理分野を中心に出題されていたが、今年度の出題では、取り組みやすさを感じることができる問題が多く出題されていた。
しかし、「考えて」解答するという今までの特徴は継続されているので、確実に正解すべき問題を取捨選択し、1つずつ正解させていくことが重要になってくる。
普段から、知識を関連させて覚えることを意識するとともに、理由や背景を意識した学習が大切になる。
募集人数 | 100名 |
---|---|
志願者数 | 158名 |
受験者数 | 141名 |
合格者数 | 104名 |
実質倍率 | 1.36倍 |
算 数 | 国 語 | 理 科 | 社 会 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|
受験者平均点 | 55.8/100 | 73.8/100 | 47.6/80 | 46.4/80 | 230.1/360 |
合格者平均点 | 61.7/100 | 79.0/100 | 51.7/80 | 48.3/80 | 249.0/360 |
合格者最高点 | 95/100 | 97/100 | 73/80 | 71/80 | 315.0/360 |
合格者最低点 | -/100 | -/100 | -/80 | -/80 | 209.6/360 |
募集人数 | 20名 |
---|---|
志願者数 | 116名 |
受験者数 | 108名 |
合格者数 | 58名 |
実質倍率 | 1.86倍 |
※B日程合格者数は、A日程との重複合格者を除いた数です。
算 数 | 国 語 | 計 | |
---|---|---|---|
受験者平均点 | 61.9/100 | 63.3/100 | 124.0/200 |
合格者平均点 | 73.7/100 | 73.1/100 | 146.9/200 |
合格者最高点 | 99/100 | 98/100 | 189/200 |
合格者最低点 | -/100 | -/100 | 117/200 |
A日程 | B日程 | |
---|---|---|
募集人数 | 100名 | 20名 |
選抜方法 | 算・国・理(・社) | 算・国 |
出願期間 | 12/28~ 1/11 | |
試験日程 | 1/16 | 1/17 |
合格発表 | 1/18(Web) |
A日程 | B日程 | |
---|---|---|
算 数 | 100点(50分) | 100点(50分) |
国 語 | 100点(50分) | 100点(50分) |
理 科 | 80点(40分) | ― |
社 会 | 80点(40分) | ― |
合 計 | 360点(180分) | 200点(100分) |
高校卒業生:141名
東京大(現役) | 2 (1) |
---|---|
京都大(現役) | 5 (3) |
大阪大(現役) | 9 (7) |
神戸大(現役) | 5 (4) |
大阪市立大(現役) | 3 (2) |
大阪府立大(現役) | 4 (3) |
早稲田大(現役) | 3 (3) |
---|---|
慶應義塾大(現役) | 4 (2) |
関西学院大(現役) | 58(55) |
関西大(現役) | 22(16) |
同志社大(現役) | 47(36) |
立命館大(現役) | 41(35) |
年 度 | A日程 | B日程 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
受験者 | 合格者 | 実質倍率 | 合格者最低点 | 受験者 | 合格者 | 実質倍率 | 合格者最低点 | |
2017 | 117 | 99 | 1.18 | 173/360(48.1%) | 92 | 33 | 2.79 | 111/200(55.5%) |
2018 | 124 | 103 | 1.20 | 168/360(46.7%) | 85 | 41 | 2.07 | 117/200(58.5%) |
2019 | 156 | 100 | 1.56 | 218.6/360(60.7%) | 117 | 43 | 2.72 | 145/200(72.5%) |
2020 | 144 | 97 | 1.48 | 204/360(56.7%) | 99 | 52 | 1.90 | 118/200(59.0%) |
2021 | 141 | 104 | 1.36 | 209.6/360(58.2%) | 108 | 58 | 1.86 | 117/200(58.5%) |
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