金蘭千里中学校 入試分析 2021年度

昨年度に引き続き、前期A、前期B、後期と3回の入試が行われた、昨年度と比較して、受験者数は前期Bで増えたものの、他の日程ではほぼ横ばいであった。
しかし、合格者数については、前期Aで10名減少、前期Bで80名増加、後期で50名ほど増加したために、実質倍率は前期Aが1.25倍→1.40倍、前期Bが1.34倍→1.12倍、後期が1.79倍→1.31倍へと推移した。

前期A、前期Bの合格発表が後期の試験後に行われるため、第一志望の場合は3回受験するのがスタンダードとなる。問題の出題形式も昨年と同じ形式となっており、標準的な問題が多く出題されるため、どの科目・単元もバランスよく学習し、確実に正解できる力を身につけておきたい。

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金蘭千里中学校
算数の出題傾向・対策

出題数は全日程ともに、大問5題・全20問とこれまで通りの出題構成で、解答用紙に答えのみを記入する形式であった。

各日程ともに標準的な問題が出題されていることから、算数の合格者平均点も比較的高めに推移しており、各問題を丁寧に解いて正解を積み重ねていくことが求められる。特にはじめに計算問題が3問出題されるので確実に正解させておきたい。

また、「割合」「速さ」「場合の数」「平面図形」「立体図形」など頻出単元から多く出題されていることから、日頃から基本問題や標準問題を中心に練習をし、確実に正解できる実力をつけておくことが大切である。

金蘭千里中学校 算数分野別出題バランス
中学受験専門 進学塾「進学館」の冬期講習2021

金蘭千里中学校
国語の出題傾向・対策

全日程で論理的文章と文学的文章が出題された。また、昨年度に引き続いて大学入試改革を見据えた新傾向問題が出題された。

前期Aの文章問題では、20字から60字までの記述問題が多く出題され、資料を読み取る新傾向問題が出題された。前期Bの文章問題では、記号問題と抜き出し問題のみが出題され、短い説明文を読み取る新傾向問題が出題された。

後期の文章問題では、最長100字の記述問題が出題され、日本語リスニングの新傾向問題が出題された。

要点や心情をまとめる記述力、論理的に考える力、普段の生活からまわりの人の話を聞き取ろうとする意識が必要である。

金蘭千里中学校 国語分野別出題バランス

金蘭千里中学校
理科の出題傾向・対策

  1. 出題内容
    物理・化学・生物・地学から1題ずつ合計4題の出題であった。ここ数年、この出題形式は変わっていない。
  2. 昨年までとの比較
    毎年、難度が高い計算問題が出題されており、今年は化学と地学分野から出題され、その割合は全体の約4割であった。
  3. 対策
    標準的な知識問題と難度の高い計算問題とでかなりのレベル差があるので、過去問を使って、まず知識問題から確実に得点をし、残った時間で計算問題に取り組むといった、解き方の練習を行うことが効果的である。また、物理や化学は計算問題が出題されることが多いので対策が必要である。
金蘭千里中学校 理科分野別出題バランス

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社会の出題傾向・対策

小問数は安定の30問で大きな変化はなかった。地理・歴史・公民分野の出題割合に大きな偏りはなく、バランスの良い出題が続いているので、不得意な分野をつくらないことが重要である。

公民分野の選択肢に時事的な内容を入れ込んだ出題が見られたので、常日頃からニュースで話題になった出来事や言葉に対するアンテナを張っておき、関連する分野・単元を学習する際は意識しておくことが大切である。

また、近年は出題数を減らしてはいるが、地理・公民分野でのグラフや図表の読み取り問題の出題にも注意を向けておく必要があるので、過去問を通じて知識を使いこなす練習に取り組んでおきたい。

金蘭千里中学校 社会分野別出題バランス
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金蘭千里中学校
入試結果:2021年度

  前期A 前期B 後期
募集人数 150名 30名
志願者数 174名 381名 255名
受験者数 165名 371名 242名
合格者数 118名 330名 185名
実質倍率 1.40倍 1.12倍 1.31倍
  前期A     前期B   後期  
算   数 国   語 理   科 社   会 算   数 国   語 算   数 国   語
受験者平均点 -/120 -/120 -/60 -/60 -/360 -/120 -/120 -/240 -/120 -/120 -/240
合格者平均点 76.9 /120 78.7 /120 39.1 /60 39.6 /60 241.6 /360 100.4 /120 94.8 /120 195.2 /240 96.6 /120 87.9 /120 184.5 /240
受験者最高点 -/120 -/120 -/60 -/60 301.2 /360 -/120 -/120 236 /240 -/120 -/120 228 /240
合格者
最低点
男子 -/120 -/120 -/60 -/60 201 /360 -/120 -/120 150 /240 -/120 -/120 140 /240
女子 201 /360 150 /240 140 /240

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金蘭千里中学校
入試要項:2021年度

  前期A 前期B 後期
募集人数 150名 30名
選抜方法 算・国・理・社 算・国
出願期間 12/14 ~ 1/12
試験日程 1/16 1/16午後 1/17
合格発表 1/17(web) 1/18(web)
  前期A 前期B・後期
算   数 120点(60分) 120点(60分)
国   語 120点(60分) 120点(60分)
理   科 60点(30分)
社   会 60点(30分)
合   計 360点(180分) 240点(120分)

金蘭千里中学校
大学合格実績:2020年度

高校卒業生:139名

国公立大学への合格者数

東京大
京都大(現役) 4 (3)
大阪大(現役) 9 (6)
神戸大(現役) 8 (6)
大阪市立大(現役) 3 (3)
大阪府立大(現役) 2 (2)

私立大学への合格者数

早稲田大(現役) 8 (4)
慶應義塾大
関西学院大(現役) 31(18)
関西大(現役) 29(15)
同志社大(現役) 27(12)
立命館大(現役) 42(28)

金蘭千里中学校
過去の入試結果データ

年  度   男子 女子
受験者 合格者 実質倍率 合格者最低点 合格者最低点
前期A 2019 187 142 1.32 210/360(58.3%) 218.4/360(60.7%)
2020 160 128 1.25 210/360(58.3%) 210/360(58.3%)
2021 165 118 1.40 201/360(55.8%) 201/360(55.8%)
前期B 2019 483 294 1.64 137/240(57.1%) 147/240(61.3%)
2020 334 250 1.34 153/240(63.8%) 161/240(67.1%)
2021 371 330 1.12 150/240(62.5%) 150/240(62.5%)
後期 2019 280 148 1.89 159/240(66.3%) 167/240(69.6%)
2020 238 133 1.79 175/240(72.9%) 188/240(78.3%)
2021 242 185 1.31 140/240(58.3%) 140/240(58.3%)

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