清風中学校 入試分析 2021年度

前期、後期チャレンジ選抜では大問1は文学的文章、大問2は論理的文章、大問3は新聞記事から指定された意味の語句を抜き出す問題が出題された。

大問3では漢字を正確に書く力や、語句の意味の理解力が必要とされる。普段から辞書などを活用して語句の意味を確認しておくことに加え、過去問で出題形式に慣れておくことが望ましい。

前期プレミアム・理Ⅲ選抜、プレミアム最終選抜では、大問1が文学的文章、大問2が文章の要約問題で、昨年度に続き二人の人物の意見をそれぞれ要約する形で出題された。要点をおさえながら素早く文章を読み、設問文の条件に合う形で文章をまとめる練習を重ねておきたい。

1. 出題内容
   昨年まではどの日程も大問6題の形式だったが、今年のプレミアム最終選抜の日程だけは大問5題の形式だった。
2. 昨年までとの比較
   前期は例年通り、標準レベルの出題が中心で、文章も短く、解きやすい問題が多かった。後期チャレンジおよびプレミアム最終選抜は、前期よりも一段上をいく問題が多く、応用問題の典型問題が出題された。
3. 対策
   小問数が約30～35問に対して40分なので、計算問題もある中、1問あたり1分程度で解く必要がある。前期では知識問題を素早く正確に処理する練習、後期以降は典型的な応用問題を解く練習を積み重ねてほしい。

例年通り、前期、後期チャレンジ選抜ともに３０問ほどの問題数、地理・歴史・公民とバランスのとれた出題範囲、ほとんどが記号問題で構成されているという形式が今年も踏襲されていた。

記号問題が多いということは、知識も当然だが、正誤を判断する問題が多いということであるので、用語を覚えるだけでなく、その背景までもしっかりとおさえておく必要がある。

また、世界地理や国際組織などに関する問題も出題されることが多いので、世界地図や国際組織の略称までしっかりとおさえておきたい。特徴的な形式なので、過去問などである程度慣れておくことが肝要である。