2教科型か4教科型を選択できる。科目間に傾斜がないので主要科目(算国)に自信がある場合は2科目型でも十分に合格する可能性はある。しかしながら、当日1科目を失敗すると立て直すことが難しいことから、4科目型の方が比較的安定して得点できると考えられる。
傾向に大きな変化は見られず、算数のグラフ読み取り問題、国語の同音異義語、社会の気候グラフなどの頻出単元は今年度も出題された。
昨年度は、合格者最低点が大きく上がり、今年度も昨年度同様7割以上を得点しないと合格者最低点を上回ることができない入試であった。
また、合格者数は例年と異なり募集人数とほぼ同数しか出さない厳しい入試であった。このことからも、標準レベルの解ける問題を取りこぼすことなく確実に得点する力が必要である。
出題形式は例年と変化なく、合計20問の出題であった。昨年度8題であった大問数は、今年度は7題に戻った。問題は冊子形式で、解答用紙には答えのみ記入すればよい。
頻出単元でありながら昨年度は出題されなかった「グラフに関する問題」が、今年度は2題出題された。
他にも、昨年度まで4年連続出題された約数・倍数に関する問題、今年度を含め、ここ6年で4度出題された食塩水の問題などが頻出単元として挙げられる。
近年出題のなかった、サイコロの展開図に関する問題が出題されたことも特筆事項である。答えのみが求められる試験の性質上、計算ミスには特に気を付けて、日頃の学習を積み重ねたい。
昨年度に論理的文章1題・文学的文章1題・漢字問題1題の大問3題構成に変更され、今年度もその形式を引き継いだ。
漢字の書き取り問題は10問あり、普段あまり聞き慣れない熟語や同訓異字からの出題もあった。今までの頻出単元である同音異義語・同訓異字を中心に学習し、得点源にしたいところである。
記述問題は昨年度と比べると問題数が増えている。記述の字数も昨年度よりはやや多くなっているものの、約40字程度の記述問題が中心であり、他校と比較して特に長文記述が求められているという訳ではない。
何を尋ねられているのかを読み取り、要点をまとめられるように普段から練習を積み重ねたい。
地理・歴史・公民が各2題ずつの出題というバランスの取れた構成であった。各分野に共通して標準的な問題をまんべんなく出題する傾向が強いので、苦手単元をなくしておきたい。
また、漢字指定での出題が多くみられるので、日々の学習から丁寧に漢字で書く習慣をつけておくことが重要となる。
その年の出来事から問題が作成されることがあり、2019年の大阪サミットや百舌鳥・古市古墳群の知識、2020年の東京オリンピックなどを題材とした大問3のような出題があったので、話題となった出来事に関連する地理・歴史・公民の知識は特に意識して覚えるようしておきたい。
男子 | 女子 | |||
2教科型 | 4教科型 | 2教科型 | 4教科型 | |
募集人数 | 240名 | |||
志願者数 | 98名 | 163名 | 80名 | 132名 |
受験者数 | 254名 | 206名 | ||
合格者数 | 48名 | 88名 | 35名 | 78名 |
実質倍率 | 1.87倍 | 1.82倍 |
男子 | 算数 | 国語 | 理科 | 社会 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|
受験者平均点 | 4教科型 | 74/100 | 65/100 | 65/100 | 66/100 | -/400 |
2教科型 | 77/100 | 65/100 | ― | ― | -/200 | |
合格者平均点 | -/100 | -/100 | -/100 | -/100 | -/400 | |
合格者最高点 | -/100 | -/100 | -/100 | -/100 | -/400 | |
合格者最低点 | -/100 | -/100 | -/100 | -/100 | 287/400 |
女子 | 算数 | 国語 | 理科 | 社会 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|
受験者平均点 | 4教科型 | 73/100 | 73/100 | 64/100 | 65/100 | -/400 |
2教科型 | 70/100 | 69/100 | ― | ― | -/200 | |
合格者平均点 | -/100 | -/100 | -/100 | -/100 | -/400 | |
合格者最高点 | -/100 | -/100 | -/100 | -/100 | -/400 | |
合格者最低点 | -/100 | -/100 | -/100 | -/100 | 287/400 |
募集人数 | 240名 |
---|---|
選抜方法 | 算・国(・理・社)・面接 |
出願期間 | 12/16 ~ 1/11 |
試験日程 | 1/18 |
合格発表 | 1/20(掲示) |
算 数 | 100点 (50分) |
---|---|
国 語 | 100点 (50分) |
理 科 | 100点 (50分) |
社 会 | 100点 (50分) |
合 計 | 400点(200分) |
高校卒業生:399名
法学部 | 46 | 文学部 | 51 |
---|---|---|---|
経済学部 | 47 | 商学部 | 48 |
社会学部 | 54 | 政策創造学部 | 16 |
外国語学部 | 4 | 人間健康学部 | 5 |
総合情報学部 | 25 | 社会安全学部 | 1 |
システム理工学部 | 17 | 環境都市工学部 | 17 |
化学生命工学部 | 10 | 合計 | 341 |
京都大 | ― |
---|---|
大阪大(現役) | 2 (2) |
神戸大(現役) | 3 (3) |
大阪市立大(現役) | 3 (3) |
大阪府立大 | ― |
早稲田大(現役) | 1 (1) |
慶應義塾大(現役) | 1 (1) |
関西学院大 | 9 |
同志社大 | 7 |
立命館大 | 11 |
年 度 | 男子 | 女子 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
受験者 | 合格者 | 実質倍率 | 合格者最低点 | 受験者 | 合格者 | 実質倍率 | 合格者最低点 | ||
2016 | 4教科型 | 154 | 97 | 1.59 | 256/400(64.0%) | 146 | 106 | 1.38 | 256/400(64.0%) |
2教科型 | 64 | 36 | 1.78 | 45 | 30 | 1.50 | |||
2017 | 4教科型 | 151 | 97 | 1.56 | 266/400(66.5%) | 137 | 102 | 1.34 | 266/400(66.5%) |
2教科型 | 62 | 38 | 1.63 | 45 | 25 | 1.80 | |||
2018 | 4教科型 | 176 | 98 | 1.80 | 265/400(66.3%) | 160 | 97 | 1.65 | 265/400(66.3%) |
2教科型 | 79 | 37 | 2.14 | 56 | 28 | 2.00 | |||
2019 | 4教科型 | 173 | 105 | 1.65 | 286/400(71.5%) | 103 | 70 | 1.47 | 286/400(71.5%) |
2教科型 | 89 | 49 | 1.82 | 81 | 39 | 2.08 | |||
2020 | 4教科型 | 254 | 88 | 1.87 | 287/400(71.8%) | 206 | 78 | 1.82 | 287/400(71.8%) |
2教科型 | 48 | 35 |
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