清風南海中学校 入試分析 2020年度

A入試では論説文・文学的随筆文・慣用句・詩・漢字の書き取り問題が出題され、B入試では論説文・物語文・語句の問題・俳句の内容理解に関する問題・漢字の書き取り問題が出題された。

両入試ともに出題分野は多岐にわたる。文章題の設問についても、抜き出し問題、記号選択問題、記述問題と満遍なく出題されている。

対策としては、文章題・知識問題のどちらも幅広く様々な分野から出題されるので、論説文・物語文の読解の練習だけでなく、短歌・俳句や詩の対策も必要になる。
また、過去には文学作品に関する出題もあったため、過去問を通して足りない知識を埋めていくようにしたい。
※SG入試の問題はA入試の問題と同じです

1. 出題内容
   SG・A入試およびB入試共に物理・化学・生物・地学1題ずつの出題であった。
2. 昨年までとの比較
   知識・思考・計算がバランスよく出題された。知識問題・思考力を問う問題では記号選択が多かった。計算問題は標準～やや難しめのレベルであるが、B入試では難度がかなり高い問題が出題された。
3. 対策
   基礎的な知識問題は確実に解けるようにしておきたい。計算問題のレベルは標準から難度の高いものまで出題されるが、他の学校でも見られる典型タイプが多いので、十分な演習を積んで対応できるようにしておきたい。
   ※SG入試の問題はA入試の問題と同じです

ここ数年間、A入試・B入試とも小問数は30問で統一されている。
地理の緯度・経度に関する問題、歴史の時代を並べかえる整序問題、公民の正誤判断問題といった頻出問題は今年度も出題された。A入試では「元号」・「紙幣デザイン」・「国家予算」、B入試では「G20」といったニュース内容に絡めた出題が見られた。

ニュースに関連する社会知識を一通り確認しておくことが有効である。全体的に、一問一答形式で知識を端的に問うものより、資料分析や複雑な選択肢の判断が必要な問題が多い。地理・歴史・公民の基本知識をしっかりと身に付けてから、過去問を使用してのトレーニングをすることが大切である。