今年度も前期、中期、後期の計3回入試が行われた。実質倍率は前期、中期、後期ともに昨年度と比較して少し倍率が上がった。
また、昨年度に引き続き、中期入試はB入試(算数・国語)、J入試(国語のみ)、M入試(算数のみ)と3つの形式で実施された。受験パターンが多い中期入試の実質倍率は、B入試→1.27倍、J入試→1.73倍、M入試→1.89倍とばらつきがあり、昨年度同様、B入試での受験が合格しやすい結果となった。
全体を通して、出題形式は昨年とほぼ同じ形式となっており、標準的な問題が多く出題されるため、どの科目・単元もバランスよく学習し、確実に正解できる力を身につけておきたい。
出題数は全日程ともに、大問5題・全20問とこれまで通りの出題構成で、解答用紙に答えのみを記入する形式であった。難度は標準的なものが多く、合格者平均点も7割から8割であることから、各問題を丁寧に解き、正解を積み重ねていくことが求められる。特に、最初に計算問題が3問出題されるので、必ず正解したい。
また、「規則性」「割合」「速さ」「場合の数」「図形」などの頻出単元からの出題が多く、日頃からの問題演習や過去問演習を通して、これらの単元への対策を心がけたい。基本問題~標準問題を中心にまんべんなく解いて、確実にあわせきる訓練をし、得点を取りきることが大切である。
全日程に共通して論説文と物語文が出題された。それに加え、前期A・E日程では資料の読み取り問題、中期B・J日程ではリーディングスキルテスト(短い文章を読み、内容を正確に捉える力を測定するテスト)形式の問題、後期日程では日本語リスニング形式の問題も出題された。
知識問題に関しては、文章中の言葉に関連させて節気や文学史が出題され、その出題内容は例年多岐に渡る。60分間を有効に使って長文を読み切り堅実に答案を完成させる力が重要であると共に、日頃から文章を正確に読解することを意識し、積極的に多くの文学作品や文字情報に触れているかどうかも合否を分けたと考えられる。
小問数は安定の30問、地理・歴史・公民分野の出題割合に大きな偏りはないので、苦手分野をつくらないことが合格への最重要ポイントである。
どの分野での出題も共通して、記号問題の割合が高いので、誤った選択肢に惑わされない正確な知識が求められる。一方、記述問題も油断は禁物で、漢字指定が多くみられるので、用語を漢字で書き、覚える習慣を早めにつけておきたい。
特に公民分野では、時事的に話題になった事象に関連する出題が見られるので、常日頃からニュースになった出来事や言葉に対するアンテナを張っておき、意識して学習することが大切である。
前期A | 前期E | 中期B | 中期J | 中期M | 後期 | |
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募集人数 | 180名 | |||||
志願者数 | 173名 | 13名 | 389名 | 78名 | 86名 | 358名 |
受験者数 | 168名 | 13名 | 377名 | 78名 | 85名 | 343名 |
合格者数 | 117名 | 9名 | 298名 | 45名 | 45名 | 232名 |
実質倍率 | 1.44倍 | 1.44倍 | 1.27倍 | 1.73倍 | 1.89倍 | 1.48倍 |
前期A | 前期E | ||||||||
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算数 | 国語 | 理科 | 社会 | 計 | 算数 | 国語 | 英語 | 計 | |
受験者平均点 | -/120 | -/120 | -/60 | -/60 | -/360 | -/120 | -/120 | -/120 | -/360 |
合格者平均点 | 83.1/120 | 70.0/120 | 39.5/60 | 36.8/60 | 237.2/360 | 81.8/120 | 69.4/120 | 91.1/120 | 242.3/360 |
受験者最高点 | -/120 | -/120 | -/60 | -/60 | 320.4/360 | -/120 | -/120 | -/120 | 281/360 |
合格者最低点 | -/120 | -/120 | -/60 | -/60 | 200/360 | -/120 | -/120 | -/120 | 200/360 |
中期B | 中期J | 中期M | 後期 | |||||
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算数 | 国語 | 計 | 国語 | 算数 | 算数 | 国語 | 計 | |
受験者平均点 | -/120 | -/120 | -/240 | -/120 | -/120 | -/120 | -/120 | -/240 |
合格者平均点 | 97.2/120 | 84.4/120 | 181.6/240 | 99.8/120 | 110.1/120 | 86.3/120 | 76.8/120 | 163.2/240 |
受験者最高点 | -/120 | -/120 | 236/240 | 110/120 | 120/120 | -/120 | -/120 | 221/240 |
合格者最低点 | -/120 | -/120 | 151/240 | 90/120 | 100/120 | -/120 | -/120 | 136/240 |
前期A | 前期E | 中期B | 中期J | 中期M | 後期 | |
---|---|---|---|---|---|---|
募集人数 | 180名 | |||||
選抜方法 | 算・国・理・社 | 算・国・英 | 算・国 | 国 | 算 | 算・国 |
出願期間 | 12/12~ 1/10 | |||||
試験日程 | 1/14午前 | 1/14午後 | 1/15 | |||
合格発表 | 1/15(Web) | 1/16(Web) |
前期A | 前期E | 中期J | 中期M | 中期B・後期 | |
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算数 | 120点(60分) | 120点(60分) | ― | 120点(60分) | 120点(60分) |
国語 | 120点(60分) | 120点(60分) | 120点(60分) | ― | 120点(60分) |
理科 | 60点(30分) | ― | ― | ― | ― |
社会 | 60点(30分) | ― | ― | ― | ― |
英語 | ― | 120点(70分) | ― | ― | ― |
合計 | 360点(180分) | 360点(190分) | 120点(60分) | 120点(60分) | 240点(120分) |
高校卒業生:171名
京都大(現役) | 3(3) |
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大阪大(現役) | 8(6) |
神戸大(現役) | 11(10) |
大阪公立大(現役) | 8(7) |
早稲田大(現役) | 2(2) |
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慶應義塾大(現役) | 3(2) |
関西学院大(現役) | 54(50) |
関西大(現役) | 38(33) |
同志社大(現役) | 31(28) |
立命館大(現役) | 46(31) |
年 度 | 合計 | 男子 | 女子 | |||
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受験者 | 合格者 | 実質倍率 | 合格者最低点 | 合格者最低点 | ||
前期A | 2021 | 165 | 118 | 1.40 | 201/360(55.8%) | 201/360(55.8%) |
2022 | 178 | 131 | 1.36 | 206/360(57.2%) | 206/360(57.2%) | |
2023 | 168 | 117 | 1.44 | 200/360(55.6%) | 200/360(55.6%) | |
中期B | 2021 | 371 | 330 | 1.12 | 150/240(62.5%) | 150/240(62.5%) |
2022 | 400 | 324 | 1.23 | 140/240(58.3%) | 140/240(58.3%) | |
2023 | 377 | 298 | 1.27 | 151/240(62.9%) | 151/240(62.9%) | |
後期 | 2021 | 242 | 185 | 1.31 | 140/240(58.3%) | 140/240(58.3%) |
2022 | 314 | 245 | 1.28 | 126/240(52.5%) | 126/240(52.5%) | |
2023 | 343 | 232 | 1.48 | 136/240(56.7%) | 136/240(56.7%) |
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