小学1年生の終わり、まもなく小学2年生となるころ、小学校は一斉休校となりました。中学入試において、学習を始める時期が高学年から低学年へと変動している中でした。学習の開始時期に影響を与えたとは言い条、小学6年生のころにはマスク着用が慣れたものとなりました。多様な色合いのマスクを着けた、個性豊かな子どもたちは、コロナウィルス、インフルエンザ、マイコプラズマなど数多の脅威に物怖じせず、本番に挑みました。
1月18日土曜日、2025年統一入試日。1日目から晴れの日が続きました。
2025年の入試におけるTOPIX は次の3点です。1点目は神戸大附属の日程変更です。5日目午後から3日目午後となりました。1日目、2日目の入試の合否が出て間もなく、あるいは、神戸女学院受験者のように合否が出ないまま受験を迎えました。また、3日目午前の東大寺学園・洛南高附属との併願は物理的に難しくなりました。特に、兵庫県在住の灘中志願者にとって、大きな選択を迫られました。
2点目は親和の共学化です。130年続く中学校が改革を断行し、中学校では全国初の女子部と共学部を併置しました。伝統ある女子校が共学部を設置したことは、発表当初は歓喜の声よりも、困惑の声のほうが多かったように思います。しかし、学校説明会を重ねるうちに共学化の聞こえが高くなっていったように感じます。結果的に、同校を志願する生徒は増加しました。
3点目は関大中等部の日程変更です。3日目午前から2日目午前となりました。同志社香里の後期日程・啓明学院のB日程との重なりから外れ、同志社女子・立命館の後期日程と重なる形となりました。結果的に、受験者数は微増に留まりましたが、関関同立を中心とした大学附属校の人気は依然として続いています。昨年、高止まりであろうと見られていた学校でも、さらなる受験者の増加が見られました。2026年の入試では、すでに関西学院が男女別の募集定員の廃止・A日程の面接の廃止を発表しています。受験者の動向に注目が集まります。
最後に、アップの職員一人ひとりが、お子さま・保護者さま一人ひとりと伴走してまいりました。結果として、灘の合格者数が10年ぶりの二桁となり、関西学院の合格者数が2年連続で60名超となりました。その他、進学館の各校舎で、対策授業を開講している中学校について、次の成果を上げております。
〔西宮北口校 / 甲陽学院〕志望校別特訓講座 受講生 全員合格
〔岡本校 / 神戸大附属・千里中央校 / 四天王寺・上本町校 / 同志社香里〕合格者数 過去最高
〔ソリオ宝塚校 / 雲雀丘学園〕3年連続60名超
進学館の講師による学校ごとの傾向と対策を後掲しています。上述の結果は、この傾向と対策が間違いでないことを、受験生が証明してくれたと確信しております。志望校へ向けた学習の指針、学校選びの一助となることでしょう。憚りながら申し上げます。
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