神戸大学附属中等教育学校 入試分析 2020年度

昨年度に引き続き、神戸大学附属ではなく、常盤アリーナで試験が実施された。
志願者数、受検者数ともに昨年度より100名以上の減少となった。これは、同日に関西学院のB日程入試が実施されたこと、神戸大学附属の人気が高騰し受検を見送るという決断を下す人が増えたことなどが原因と考えられる。
しかしながら、依然として男女ともに高倍率となり、非常に厳しい戦いを強いられた。やや記述問題の割合が減少したものの、各科目でしっかりと書かされる問題が出題されている。

私立中向けの受験対策だけでは対応しにくい問題も多いので、神戸大学附属を目指す場合は、「適性検査型」の問題にできるだけたくさん取り組んで、見つけたことや推論、自分の考えなどをまとめる力(=表現力)を鍛えておく必要がある。

神戸大学附属中等教育学校外観写真

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数理探究の出題傾向・対策

大問は4題、小問数は14問で昨年度同様の形式だった。大問1は5問の小問集合で構成され、問5以外は比較的解きやすい問題が多かったので、ここでしっかりと得点しておきたい。

大問2では、ビンをたおすゲームの得点を調べる問題が出題され、丁寧に調べ上げる力が要求された。大問3、大問4は毎年出題されている会話文の問題であった。特に大問4は3ページに渡る長い会話文で、読解力や必要な条件を取捨選択する力が試された。

大問3と大問4の問3はともに理由説明の問題で、条件を読み取り、気付いたことをまとめる力が要求された。日頃より読み手に伝わる記述の練習を積んでおく必要がある。

神戸大学附属中等教育学校 数理探究分野別出題バランス
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言語表現の出題傾向・対策

出題形式に大きな変更は無かった。長文の記述問題はやや少なくなったが、その分、少ない字数で端的に自分の考えをまとめる必要のある問題が目立った。
このような問題に対応するためには、日ごろから意見や考えを文章としてまとめ、書く練習が必要不可欠である。

また、今年度は複雑なデータの読み取りや難解な漢字語句分野の知識問題は出題されなかったが、日常生活の中で出てくる言葉の意味を知り、使いこなせているかどうかが問われる問題は例年通り出題されている。
新聞記事なども含めた多くの文章に慣れ親しみ、そういった文章について周囲の人と意見を交わすことも、合格への筋道であると言える。

神戸大学附属中等教育学校 言語表現分野別出題バランス

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自然環境の出題傾向・対策

  1. 出題内容
    大問数は計3題出題された。内訳は市民社会との共通問題が1題、化学が1題、物理と地学の融合問題が1題であった。
  2. 昨年までとの比較
    資料や会話文、グラフから必要な情報を見つける力や、見つけたことを文章で示す力が求められている。計算問題や、グラフの問題は例年通り出題された。昨年度から引き続き、共通問題で異なる立場の意見も答える問題が、大問3では自分の意見を自由に述べる問題が出題された。
  3. 対策
    日頃から身近な自然現象や、環境問題に目を向ける意識を持っておきたい。記述練習は必須である。計算問題は示された筋道に沿って考え、単位への注意力を鍛える必要がある。
神戸大学附属中等教育学校 自然環境分野別出題バランス

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市民社会の出題傾向・対策

「SDGs」が題材となった自然環境との共通問題、外国との結びつきをテーマとした地理分野、日本と外国の関連を主に問われた歴史分野では、学校が掲げる「グローバルキャリア人の育成」を意識しているというメッセージが感じられた。

公民分野では、選挙権がテーマとなっており、2019年の参議院選挙から定数が変わったという話題に関心があれば戸惑うことはなかったと考えられる。

身近な話題に関心を持ちつつ、半数以上を占める記述対策に取り組んでいきたい。また、資料の読み取り、計算問題等、適性検査独自の要素への対策も欠かせない。用語だけでなく、資料集等を用いて背景や理由を説明できることが必須である。

神戸大学附属中等教育学校 市民社会分野別出題バランス

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神戸大学附属中等教育学校
入試結果:2020年度

男子

  自然環境 市民社会
募集人数 男女あわせて80名
志願者数 332名 41名
受検者数 246名 34名
合格者数 61名 3名
実質倍率 4.03倍 11.33倍
  数理探究 言語表現 自然環境 市民社会 総合点
受検者平均点 58.8/100 65.5/100 70.0/100 61.3/100 245.1/360
合格者平均点 72.5/100 79.6/100 84.0/100 81.3/100 290.5/360
受検者最高点 95/100 93/100 95/100 90/100 318/360
合格者最低点 -/100 -/100 -/100 -/100 275/360

総合点は検査合計に調査書、作文を加えた値です。

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女子

  自然環境 市民社会
募集人数 男女あわせて80名
志願者数 339名 146名
受検者数 287名 130名
合格者数 46名 31名
実質倍率 6.24倍 4.19倍
  数理探究 言語表現 自然環境 市民社会 総合点
受検者平均点 58.7/100 70.3/100 67.0/100 70.3/100 251.8/360
合格者平均点 74.8/100 82.8/100 83.6/100 85.6/100 299.1/360
受検者最高点 95/100 100/100 98/100 100/100 344/360
合格者最低点 -/100 -/100 -/100 -/100 284/360

総合点は検査合計に調査書、作文を加えた値です。

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神戸大学附属中等教育学校
入試要項:2020年度

募集人数 男女あわせて80名
選抜方法 数理探究・言語表現
自然環境or市民社会
作文
出願期間 12/2 ~ 12/4
検査日程 1/21
合格発表 1/24(掲示・web)
数理探究 100点(50分)
言語表現 100点(50分)
自然環境 100点(50分)
市民社会 100点(50分)
作文 30点(25分)
調査書 30点
総合点 360点(175分)

自然環境・市民社会選択制

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過去の入試結果データ

年  度 選択科目 男子 女子
受検者 合格者 実質倍率 合格者最低点 受検者 合格者 実質倍率 合格者最低点
2016 自然環境 315 61 5.16 256/360(71.1%) 335 61 5.49 263/360(73.1%)
市民社会 48 4 12.00 181 35 5.17
2017 自然環境 284 70 4.06 247/360(68.6%) 339 64 5.30 256/360(71.1%)
市民社会 47 2 23.50 164 31 5.29
2018 自然環境 304 59 5.15 271/360(75.3%) 364 46 7.91 278/360(77.2%)
市民社会 35 1 35.00 172 20 8.60
2019 自然環境 286 63 4.54 266/360(73.9%) 372 55 6.76 280/360(77.8%)
市民社会 28 3 9.33 147 21 7.00
2020 自然環境 246 61 4.03 275/360(76.4%) 287 46 6.24 284/360(78.9%)
市民社会 34 3 11.33 130 31 4.19

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